京都外国語大4年生の瀬利由貴乃さん（24）が今春、地元・東大阪市で就農することを決めた。農業に憧れ、実家は農家ではないのに、都市部の小さな農地を借りて軟弱野菜の栽培に取り組む。大阪府内では2018年度に26人の新規就農者がいたが、農業が盛んな郊外で他の仕事からの転職者が多い。しかも女性とあって、府農政室でも「これまで聞いたことがないケース。全国的にも珍しいはず」と注目している。
瀬利さんは同市出身。5年前に祖父母の出身地である鹿児島・沖永良部島に農業体験へ行った時、もぎたてのバナナの味に感動した。「おいしいものは、こんなふうに自分でつくらなくてはいけない」と、農業への道を進もうと決意したという。
それから、どうしたら就農できるかを模索。東大阪市役所の協力を得て、同市の農家で1年の農業実習を経験した。18年6月からは大学で専攻するフランス語を生かし、1年をかけてフランスの農家10軒に住み込んで野菜づくりを学んだ。
これまで都市部の生産緑地は貸し出すと相続税納税猶予が解除されるため、貸し出されなかった。18年9月、市街化区域にある農地（都市農地）の貸借円滑化法が施行され、貸しても猶予が継…
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January 23, 2020 at 11:19AM
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都市農業に24歳女子大生が挑む 東大阪・瀬利さん「応援してくれる人に恩返しを」 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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