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[未来人材] 30歳。夢は法人化と観光農園 消費者の笑顔励みに 山田永太郎さん 千葉県鋸南町 - 日本農業新聞

サニーレタスの出来を確認する山田さん(千葉県鋸南町で)

 千葉県鋸南町の山田永太郎さん(30)は富山、群馬、鹿児島の3県で研修した後、2013年に同町で新規就農した。人口減少や高齢化が進む同町では数少ない専業農家だ。キャベツやサニーレタスなどの野菜、パッションフルーツなどの熱帯果樹を手掛ける他、17年から栽培面積40アールで始めた水稲は近所の農家から農地を借り受けて年々規模を広げ、今年は14ヘクタールになった。また県内外で町の魅力を発信するなど、若手のホープとして活躍している。

 東京都新宿区で生まれた山田さんは小学生の頃に、雑誌の付録で付いていた植物の種を育てたことを契機に植物栽培に興味を持った。中学校では園芸部に所属し、都立園芸高校に進学。この頃から農業を仕事にしたいと考え、長野県の八ケ岳中央農業実践大学校に進んだ。その後富山や鹿児島で農業の研修を積んだ。

 就農先は、一年に複数回農作物が作ることができ、直売所が多い場所を考え、南房総エリアを想定。好きな熱帯果樹を作れることにも引かれ、旅行で町の人と交流があったことなどから鋸南町に決めた。祭りや消防団活動に参加するなど、地域に溶け込むことで農地の借り受けもスムーズに進んだ。

 経営のこだわりは「売り上げアップよりも、経費の節約」。農機は中古でそろえ、修理は自身で行う。小屋や栽培用ハウスの資材なども材木店や近所からもらい自身で組み立てる。昨秋の令和元年房総半島台風(台風15号)ではハウスが倒れたが、自力で再建した。

 今、営農で最も力を入れるのが4年目を迎える水稲栽培だ。収量が多く、強風でも倒伏しにくい早生品種「ふさおとめ」を主に栽培するが、栽培面積の拡大に伴い、昨年から多収性品種「大粒ダイヤ」にも挑んでおり、今年は県開発の「粒すけ」も試す考えだ。「収量をどれだけ増やせるか考えて作りたい」と目を輝かせる。

 「自分が育てた農作物を、客に喜んで食べてもらえるのが農業の魅力」と話す山田さん。将来の夢には、地元や農業をやりたい人を集めて農業を法人化することと、観光農園を手掛けることを挙げる。(中村元則)
 

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March 15, 2020 at 05:07AM
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