2022年9月19日、70年という長い治世の終え96歳で亡くなったエリザベス女王の国葬が執り行われた。
ウェストミンスター寺院で行われる国葬に参列する王族や各国の政治家は、服装におけるプロトコルを順守しなければならない。オールブラックの膝丈ドレスまたはドレスコート、そして黒い帽子にヴェール。公務につき、軍の階級をもつ王室メンバーは軍服、それ以外は、男女ともに正式なモーニングスーツやコートの着用が定められている。
ドレスコードは厳格だが、ある程度のオリジナリティは可能で、ゲストの多くはディテールやジュエリー使いで亡き女王を称える気持ちを表した。
新たにプリンセス オブ ウェールズの称号を与えられたキャサリン皇太子妃は、センターにダイヤモンドの留め金を配した4連の日本製パール チョーカーと、エリザベス女王から譲り受けた“バーレーン パール ドロップ イヤリング”を着用。
このパールチョーカーはダイアナ元妃が愛用していたもので、2017年にエリザベス女王とフィリップ殿下の婚姻70周年記念式典の際に、キャサリン妃がエリザベス女王から貸与され、初めて身に着けたもの。 “バーレーン パール ドロップ イヤリング”は、 1947 年のフィリップ王配との結婚式でエリザベス女王に贈られた思い出の品。
サセックス公爵メーガン夫人は、黒いケープスタイルのドレスとつばの広いファシネーターを身に着け、女王の功績に賛辞を表現した。耳元には、2018年にエリザベス女王から送られた真珠のイヤリングが。このイヤリングは、メーガン夫人がエリザベス女王と最初の単独面会の場で着用したもので、メーガン夫人にとっても特別の思いをもつジュエリーであり、葬儀の場に着用する王室の伝統的なジュエリーの象徴でもある。
カミラ王妃は、ヴィクトリア女王のジュエリーコレクションの中から、幾度か着用したことのある“ヘッセ ダイヤモンド ジュビリー ブローチ”を着け、ブラックフォーマルを完成させた。ハート型のダイヤモンドの内側に、キリル文字で60(ダイヤモンド ジュビリー当地の年数)があり、二つのサファイアペンダントがあしらわれている。
エリザベス女王の喪に服す期間中、すでに多くの正式行事が開催されている。
2022年9月14日、女王の棺をウェストミンスター ホールに運ぶ儀式の際も、チャールズ3世国王は陸軍元帥として最高位の制服を着用し、陸軍元帥の警棒、メリット勲章とガーターサッシュ、スター勲章を着けていた。国王は、本日の国葬でも同じレガリア(君主としての装飾品)を身にまとった。
女王の棺がウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂内に移送された際には、ヘンリー王子とアンドリュー王子はフォーマルなモーニングスーツを着用。ウィリアム皇太子は軍服の空軍第一ユニフォームを着用していた。
そして、シャーロット王女は、かつて「馬になりたい」と発言したこともあるエリザベス女王を偲んで、蹄鉄モチーフのブローチを身に着けて参列。
エリザベス女王との絆や弔意を、ジュエリーをはじめとする装飾品で表した王室メンバー。ジュエリーには、故人を偲び、最愛の人に対する敬愛を如実に語る力がある。
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