スタイリスト、仙波レナが立ち上げたモダンなパーソナライズドジュエリー「love is you.」の魅力とは？ - VOGUE JAPAN

仙波さんとレタードジュエリーの出会いは、まだ彼女が幼い頃のこと。それは仙波さんがファッションスタイリングに興味を持つきっかけを与え、仙波さんのファッション観に多大な影響を与えた母、仙波洋子さんが愛用していたリングだった。「母が、YOKOというネームリングをしていたんです。子ども心にとても可愛いなあと思って、それ以来、ネームジュエリー、レタードジュエリーは個人的にとても好きなアイテムになりました」と仙波さんは振り返る。ところが実際に自分でレタードジュエリーを探してみると、意外にもしっくりと来るものがなかなか見つからなかったのだそう。「ある時、友人がアメリカ旅行の際にスーパーマーケットで売っているような廉価のレタードネックレスをお土産に買ってきてくれたことがあったのですが、そのデザインがとても可愛くて。しばらくそれをずっと身につけていました。でもそれ以外にはなかなか『これだ』というものに出会えず、いつか自分で納得のいくものをしっかりした素材で作れたらという想いを持っていたことを思い出したんです」

ダイヤモンドをあしらったブレスレットのチェーンは2種類。アルファベットか数字を1文字、あるいはリボンモチーフを選んで。15~21cmまで1cm刻みでオーダーが可能。価格は¥110,000〜¥127,600、オーダーから1.5カ月〜で完成する。

仙波さんがこだわったのは、さりげなさと華奢さ、そしてパーソナルなものにふさわしい"心との一体感"だ。「レタードネックレスやレタードリング、と聞くと、とても大ぶりで重く、ジャラジャラしたものを想像しませんか？でも、私が欲しかったのは、誰かに見せてアピールするようなジュエリーではなく、自分自身のために纏うようなパーソナルなもの。自分の名前やメッセージを誇示するためにつけるネックレスではなく、自分の名前や、自分が大切にしている言葉をそっとお守りにするような……。そんなジュエリーはさりげなくあってほしいし、できるだけ厚みもおさえて、体にも心にもすっとフィットするようなものにしたかったんです。色をゴールドにしたのも同じ理由です。ホワイトゴールドやシルバーは、どうしても肌との一体感が出しにくい。ゴールドなら、しっくりと溶け込むことができますから」

毎日つけられるデザインにこだわって

プレスプレビューでエディターがリングを試着。5月発売予定のリングは、筆記体（大文字+小文字）かゴシック体（大文字）を選び、２〜６文字に対応。サイズは3号から15号まで。（15号以上も相談可能）オーダーから2カ月〜で完成する。価格未定。

実際にジュエリーを手に取り、驚くのはその軽さ、そして上品な薄さ。特にリングは、指の上に小さなアルファベットを乗せたような華奢さだ。写真で見るよりも実際のほうが何倍も可憐で、そしてエレガント。レタードネックレスは、0.5mmと極限まで薄さを追求した。「ネックレスのチェーンも、細さや質感にこだわりました。あまり細くしすぎても耐久性の問題がありますが、そこは譲れないポイントだったんです。さりげなく、でも、自分を勇気付けらるようなものを作りたい。人の手により丁寧に仕上げられる柔らかなゴールドの風合いや、プレートの薄さによる肌に寄り添う付け心地とさりげなさは、『毎日身につけられるデザインを』というブランドの考えを反映しています。素材もゴールドなので、レタードネックレスにしては高価かもしれません。でも、アクセサリーではなくジュエリーにしたかったんです。若い方たちには、これをファーストジュエリーとしてぜひトライしてもらいたい。重ねづけたり、スタイリングを楽しんでいただくことで、毎日ジュエリーを纏う喜びや楽しさを実感していただけるようなものにできたらと思っています」

ラブイズユーは4月24日にプレローンチ、そして 5月16日に本ローンチを迎える。ファーストコレクションはゴールドのネックレス、ブレスレット、リングからスタート。公式ウェブサイトと公式インスタグラム（@loveisyou_loveisyou）からオーダーが可能だ。

取材当日、仙波さんは「in」「the」「sky」の３つのネックレスを長さ違いでスタイリングしていた。「さりげなく、自分の大好きな言葉たちを纏うことで自分自身も元気付けられます。誰かが一歩を踏み出すために背中をそっと優しく押すような、そんなジュエリーになれたらうれしいですね」

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