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ポップでカラフル、集めたくなるイタリア発「べア・ボンジアスカ」のジュエリー - WWD JAPAN.com

 自身の名前を冠したイタリア発ジュエリーブランド「べア・ボンジアスカ(BEA BONGIASCA)」のデザイナーが来日した。彼女がデザインするジュエリーは、カラフルなエナメルで彩った遊び心ある曲線が特徴。ファッション感覚で楽しむアーティスティックな作品ばかりだ。日本では、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)が販売。ストリート来日したボンジアスカにブランドコンセプトやクリエイションについて聞いた。

WWD:ジュエリーデザイナーになったきっかけは?

べア・ボンジアスカ(以下、ボンジアスカ):英国・ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に入学したけど、最初は何をしたいかよくわからなかった。立体で何かを作りたいと漠然と思っていた。3年間勉強して、ファッションと3Dをミックスしたジュエリーを作ることにした。卒業後にすぐ自分のブランドを立ち上げた。先生に、誰か下で働くと、自分の視点を失いがちと言われたから。

WWD:ブランドのコンセプトは?

ボンジアスカ:他にはないジュエリーを作りたいと思った。ジュエリーというと高価なイメージがあるけど、あまり高価になりすぎずファッション感覚で着けられるもの、そして、メード・イン・イタリーにもこだわった。クリエイティビティーとクオリティーのバランスを大切にしている。価格も安すぎてもダメだし、高過ぎてもダメ。だから、コレクションには9カラットゴールドとシルバーを使用している。これらの素材は、私のビジョンとクリエイティビティーを表現する手段の一つだ。

WWD:クリエイションのインスピレーション源は?

ボンジアスカ:いろんなことからインスピレーションを受ける。写真をはじめ、日本だったらデパ地下とか。無意識のうちに、いろいろなものを吸収する。どこかで見たものの形とかカラーコンビネーションとかをジュエリーに異なる解釈を施してジュエリーに仕上げている。細かなディテールに美を見出すことが多い。例えば、ブルーの自販機の前に桜が咲いていて日差しが差している景色など美しいと思う。

 もちろん、美術館やお寺などにもインスパイアされる。

WWD:デザインはデッサンからか、素材からか?

ボンジアスカ:デッサンから。自然とアイデアが湧き出てくることがある。なんとなく考えていたことが実際トレンドになることもある。第六感が働くという感じ。それが自分のテイストに発展する。

WWD:クリエイションでこだわっていることは?

ボンジアスカ:私のジュエリーだと分かること。コレクションが違っても、関連性や継続性があるものを作りたい。品質にもこだわっている。

WWD:ベストセラーは?

ボンジアスカ:リング。なぜなら私のアイコニックなジュエリーだから。全てのカラーがそろうし、エントリー価格帯なので集める人が多い。私の代表作と言ってもいい。

WWD:ジュエリーとは自身にとってどのようなものか?

ボンジアスカ:表現の自由。タイムレスで民主的なもの。ファッションのように、年齢やサイズ、性別は関係ない。テイストだけが問題で、それが合う全ての人のためのもの。伝統的なジュエリーの重さを感じさせない、ファンタジーワールドに逃避できるようなものであってほしい。高価なジュエリーというとストレスを感じる人がいるかもしれないけど、私のジュエリーは、ホッとするハッピーでクールなもの。

WWD:現在何カ国・何店舗で販売しているか?

ボンジアスカ:20カ国、50店舗以上。

WWD:これからチャレンジしてみたいことは?

ボンジアスカ:SNSやショップなどを通して顧客とオープンに対話していきたい。自分らしく開放的なコミュニケーションとマーケティングをしていきたいと思う。

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