7月初旬の2023年秋冬パリ・オートクチュールコレクションの期間中、宝飾ブランドのハイジュエリーの新作が発表された。森や海などの自然や動植物が放つ生命の輝き、ヨーロッパ各地をめぐる充実の旅などをモチーフにした詩的なデザインが目立った。
ショーメは「ショーメの庭」と題し、森や野原、パンジーやチューリップなどから着想を得た作品を発表。張りのあるイエローゴールドが唐草模様のように重なったネックレス(1億6390万円)は、中心に花をかたどったモチーフがらせん状に広がる。花の中央には3カラットのダイヤを据え、楕円(だえん)状に敷き詰めたダイヤを周囲に配した。重厚感はありながら軽やかさもあった。
ピアジェのコレクションは山や森、海が放つエネルギーに触れた時の感情を呼び起こすデザインを打ち出したという。6・59カラットのエメラルドが存在感を放つ時計(1億2496万円)は、文字盤が袖口側にあり、さりげなさが印象的。
シャネルは2020年に発表…
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