「カルティエ」の新作ハイジュエリー“ルヴォヤージュルコマンセ”第二章がパリで発表 - ELLE JAPAN

「カルティエ」が、ハイジュエリーコレクション“ルヴォヤージュルコマンセ”の第二章として、2023年7月のオートクチュールファッションウィーク中にパリで新作を発表。ここでは、展示会でお披露目された、メゾンの個性を凝縮したハイジュエリーの数々をご紹介する。

新たな旅へ誘う“ルヴォヤージュルコマンセ”

2023年5月に誕生した“ルヴォヤージュルコマンセ”は、新たな視点と進化を続けるサヴォアフェールによって、クリエイションの可能性を押し広げ、メゾンのスタイルの本質に迫るコレクション。

そして、脈々と受け継がれてきた「カルティエ」のスタイルの本質――それは、洗練されたラインやボリューム感、カラーパレットであり、自然や世界のさまざまな文化への好奇心。

圧倒的な美を追求した新作ハイジュエリー

リバーシブル構造の“ドアラ”ネックレス。

Iris Velghe © Cartier

第二章が誘う旅の最初の寄港地はインド。リバーシブル構造のネックレスは、16世期に築かれたムガル帝国時代の伝統的なジュエリーにオマージュを捧げている。ひとつの面はダイヤモンド、ホワイトゴールド、彫刻を施したロッククリスタルが輝きを放ち、その反対側は、レッド、グリーン、ブルーラッカーのカラーコンビネーションが魅了する。

“ドアラ”ネックレス。オーバルシェイプを描く三石のブリリアントカットダイヤモンドは、どちらの面が表側になってもその姿を披露する。

次に視線を向けたのは、数多のジュエリー職人が崇高なピースに落とし込んできたアジア神話の美しさ。たてがみや鱗、四肢の写実的なデザインによって、ドラゴンの力強いエネルギーを具現化した。30.11カラットの八角形のトルマリンの上に鎮座し、足には一石のイエローダイヤモンドを掴み、ペアシェイプのイエローダイヤモンドの瞳が炎のような輝きを放つ。