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有力百貨店のジュエリー担当に聞く 23年の動きと24年の見通し - 繊研新聞

 有力百貨店の宝飾担当バイヤー・マーチャンダイザーに、23年の動きと24年の見通しを尋ねた。昨年のブランドジュエリーはおおむね好調。店舗によってはインバウンド(訪日外国人)も大きかった。22年と異なるのは、資産価値を意識したハイジュエリーよりもリアルに身に着けられる中高価格帯の商品の動きが活発化したこと。24年は、世界情勢や為替の動きが不透明ながら、各社鮮度のある仕掛けで新規客の開拓に挑む。また、宝飾や外商ビジネスを担う次世代の育成に向けた取り組みにも着手している。

阪急うめだ本店 〝ミッドハイジュエリー〟充実

前田薫さん(阪急阪神百貨店 ラグジュアリー商品統括部マーチャンダイザー)

 ジュエリーは1階のブライダルとラグジュアリーが5、6階にある。担当する5、6階の23年は店頭売り上げが前年比2ケタ増となった。好調なのは「カルティエ」「ヴァンクリーフ&アーペル」「ブルガリ」「ブシュロン」「タサキ」など。リングやイヤカフの重ね着けを楽しむ方が増えており、ファッションに強い当店ならではと思う。

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