2019年は「分離プラン」として、3キャリアが新たな料金プランを提供した。自身がどのプランに適しているのかを検討するのは重要だが、簡単に決められるものではない。そこで、大手キャリアが用意した料金シミュレーターを活用したい。プラン変更の手続きは携帯ショップの窓口で行うという人も、料金シミュレーターを使って予習しておくのがオススメだ。
ドコモはdアカウントと連携した自動診断が有能
NTTドコモは複数の料金シミュレーション機能を用意している。「ギガホ」「ギガライト」については、これまでの利用実績をもとにプランを診断する「しっかり料金シミュレーション」と、機種代金や固定回線費を含めた月々の支払額を計算する「おてがる料金シミュレーション」の2つだ。
しっかり料金シミュレーションでは、利用状況に応じた提案や、変更手続きに直結するため、dアカウントでのログインが必要になる。直近3カ月間の利用状況から最適なプランがレコメンドされ、プラン変更を行う最適な時期までも提案してくれる。1人の契約回線だけを診断できる他、家族が契約する複数回線をまとめてシミュレーションしてもOK。診断結果を踏まえて、そのまま料金プランの変更手続きを行うことも可能だ。
dアカウントでログインしていれば、ワンタッチで診断してもらえる。現在使っている機材や通信プランの契約状況について手動で入力する手間が省けるのは便利だ。月々サポートが終了するタイミングまで待った方がいいといった提案をしてくれるのもありがたい。
おてがる料金シミュレーションでは、dアカウントでのログインは必要としない。機種や契約の希望、下取りの有無などを手動で選択していくクラシカルなシミュレーションだ。最終結果に月々の支払い金額が表示される。
auのはQ&A形式で選択していくタイプ
auでは、「かんたん1分料金プランシミュレーション」という料金シミュレーションページを用意している。au IDでログインせずとも利用可能。Q&A形式で、質問に答えていくと、最適なプランの診断結果が提案される。希望機種を選択するような設問はなく、あくまで通信の使用傾向を確認する内容だ。
例えば、「月々のデータ利用量(Wi-Fi接続以外)は?」という質問には、「毎月少なめ(〜1GB)」「日常的に使う(1〜4GB)」「毎月多め(4〜20GB)」「容量の上限を気にしたくない」といったアンケート調査のような選択肢が表示される。また、通信量を把握していない人に向けた「普段の使い方から目安を判断」というボタンや、au IDでログインして利用量の目安を判断させる「直近の利用量から目安を判断」というボタンなども用意される。
質問に回答していくと、看板通り1分かからずに診断が完了。最後にオススメの料金プランと、月額利用量の目安が表示される。質問と回答、結果までが1つの画面に連続して表示されているので、スクロールで全体を把握しやすい。シミュレーションした内容で、料金プランを変更できるように「My au」と連携する選択肢も用意される。
ソフトバンクは機種、プラン、割引を選んで計算
ソフトバンクは「料金シミュレーター」というページを設けている。条件ごとに表示されているボタンを手動で選択すると、支払い金額の目安が表示されるという方式だ。最初に機種を選ぶので、機種変更を前提に考える場合には、分かりやすい作りだといえる。
選択する条件は「機種」「料金プラン」「割引・キャンペーン」の3つ。まず、使用したい機種を選び、一括払いか分割払いかを選択する。続いて、料金プランを選択し、通話オプションの有無を指定する。最後に固定回線とのセット割が適用されるかどうかなどを選択して完了だ。最後に支払い額の目安が表示され、料金の明細なども一覧で確認できる。
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