熱いエールを動画で 新型コロナで入場かなわず
新見教諭は、和牛2頭やヤギ3頭、ウサギ3匹、犬3頭を飼養する篠山東雲高校で主に畜産を担当する。阪神甲子園球場がある西宮市出身で、高校野球は身近な存在。高校からクラリネットを始め、現在も地域のアンサンブルグループに所属する音楽好きだ。2017年には、吹奏楽部の前身となる音楽同好会を立ち上げた。
高校時代、兵庫県加古川市の県立農業高校のブラスバンド部に所属していた新見教諭。3年生だった1982年に帯農の友情応援に駆け付け、クラリネットで帯農校歌やオリジナルの応援曲を演奏した。新見教諭は「アルプス席は特別な場所。独特な雰囲気に圧倒されて、あっという間に終わってしまった」と振り返る。
帯農をまた応援したい──。自宅には試合後に帯農から贈られた木彫りの熊を飾り、地方大会の結果には毎年目を凝らし続けた。38年ぶりに出場が決まった今年、帯農からの依頼で、他の農業高校と合同で応援演奏をする機会が巡ってきた。
待ち焦がれたチャンスだったが、新型コロナウイルスの感染拡大で帯農を含む32校の交流試合を開くことになり、応援には入れなくなった。新見教諭は「仕方のないことだががっくりきた。めったにない機会を生徒にも経験させてあげたかった」と話す。

吹奏楽部で作成した帯農への応援動画
<ことば> 2020年甲子園高校野球交流試合
新型コロナの感染拡大の懸念から中止となった第92回選抜高校野球大会に出場予定だった32校を、日本高野連が阪神甲子園球場に招待した試合。農業高校で唯一出場するのが21世紀枠で出場予定だった帯広農業高校。16日の第2試合、群馬の高崎健康福祉大学高崎高校と対戦する。
十勝牛のグラブも注目

十勝牛の皮革で作ったグラブで甲子園に挑む主将でエースの井村選手(2月撮影)
このグラブは、音更町の野球用具専門店で販売する。十勝牛の皮革を兵庫県姫路市でなめし、奈良県桜井市のグラブ製造工場で仕上げた郷土愛あふれる一品だ。
帯農野球部OBの兄からグラブをプレゼントされた井村選手は「甲子園でのプレーを通じ、農家らに勇気や希望を与えたい」と張り切る。
地元農家も3人のグラブに熱視線を送る。帯広市の酪農家で帯農OBの中村寿夫さん(66)は、「十勝牛の皮を使ったグラブが甲子園で見られると思うとわくわくする。『バシッ』と響く捕球音にも注目したい」と試合を心待ちにする。
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August 14, 2020 at 05:05AM
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「農」の絆再び 38年前の甲子園、帯広農高を演奏で応援 兵庫県立篠山東雲高校 新見朋一教諭 - 日本農業新聞
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