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農を詠み歌会始 緊張で震えた 埼玉県所沢市 若山巌さん 令和初となる新年恒例の宮中行事 - 日本農業新聞

畑で短歌の題材を探し、メモを取る若山さん(埼玉県所沢市で)

 令和初となる新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が16日、皇居・宮殿「松の間」で行われた。入選者10人の中で唯一の農家、埼玉県所沢市の若山巌さん(74)もモーニング姿で出席。天皇、皇后両陛下や皇族方を前に、天皇陛下から招かれた召人(めしうど)が入選者の作品を披露した。

 今年のお題は「望(のぞみ)」。国内外から1万5324首の応募があり、昨年12月下旬に入選者10人が決まった。

 若山さんの入選作は「百アールの 田圃(たんぼ)アートの 出来映えを 眺望するに 櫓(やぐら)を組みぬ」。昨年8月、同県越谷市の田んぼアートの新聞記事を見て着想した。青々とした田に人気漫画「キン肉マン」とラグビー日本代表が描かれ「お題に合うと思った」と振り返る。

 入選した短歌について若山さんは「若い頃に柿の木に登り、豊かに実った畑を見渡した時の晴れ晴れとした気分や、秋の収穫へ向かう喜びなどを詠み込んだ」と話す。

 若山さんは250年以上続く農家の8代目。サトイモやニンジンなどを1ヘクタール栽培する。短歌を始めたのは約20年前。新聞に投稿すると入選し、「自分の名前が新聞に出ると楽しくなった」とほほ笑む。

 作品は農業を題材にしたものが多く、現在は日記のように1日1首作っている。手帳は短歌で埋め尽くされている。近所の人から「歌会始に出していないのか」と聞かれたのがきっかけで、3年前から応募していた。

 歌会始終了後、取材に応じた若山さんは「緊張で震えが止まらなかった。天皇陛下にもお声を掛けていただき、農家で野菜を作っているお話ができました」と笑顔を見せた。

 宮内庁は16日、2021年の歌会始のお題が「実(じつ)」に定められたと発表した。

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January 17, 2020 at 05:00AM
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