
今回の災害を受け県は、13年からおおむね30年間としていた「浅川総合内水対策計画」を約20年前倒しする。必要な整備をさらに追加することも検討していくが、今回のシミュレーションの想定には含めていない。
浅川では千曲川が増水すると、両河川の合流点にある水門を閉じて千曲川からの逆流を防ぐため、現在3カ所ある排水機場のポンプで千曲川にくみ出す。だが台風19号では千曲川が基準の水位を超えたため、約9時間、ポンプを止める「排水規制」を実施。この影響で浅川があふれる内水氾濫が起きた。
シミュレーション結果は長野市内で開いた住民説明会で明らかにした。今回と同じ雨量が浅川流域に降り、千曲川での決壊、越水はなかったと仮定。現時点の整備状況で「9時間の排水規制あり」「排水規制なし」の場合と、現行計画の整備が完了した状態で「9時間の排水規制あり」の三つの条件を想定して解析した。
現在の整備状況では、ともに浅川排水機場付近からの上流で床上浸水が発生。一方、現行計画の整備を終えると、排水機場の増設に加え、浅川排水機場付近から上流へ1・5キロにわたり、水があふれるのを防ぐコンクリート壁「パラペット」が設置される。堤防が15〜95センチ高くなることから、「住宅での床上浸水は起きない」と推定した。
説明会では住民からは「堤防を千曲川の堤防と同じ高さにして、逆流を防いでほしい」「遊水地を造ってほしい」などとさらなる対策を求める声が相次いだ。
県は排水規制が今回よりも長くなる事態も想定し、地域住民や有識者の意見を踏まえ、必要があれば20年度から10年ほどで追加の対策を講じると説明した。
(2月11日)
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February 11, 2020 at 06:53AM
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