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移動式鶏舎、放牧効果は 八ケ岳中央農業実践大学校 夏に実験 - 信濃毎日新聞

 原村の八ケ岳中央農業実践大学校は今夏、トレーラー型の移動できる鶏舎を導入し、鶏舎ごと放牧する場所を変えていく実験を初めて行う。家畜にストレスを与えない飼育方法「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の一環で、同校によると、日本での実施は初とみられる。450羽を飼い、鶏や卵の状態にどのような変化が起きるかを調べる。

 トレーラー型鶏舎は長さ約12メートル、幅約3メートル、高さ約3・5メートル。徳島県内の業者がドイツから輸入して同校に寄贈する。飼育場所は同校の3〜4ヘクタールの牧草地。鶏舎の周囲約2千平方メートルを柵で囲い、草がなくなればトラクターでけん引して別の場所に移し、再び周囲を柵で囲う。鶏は日中放牧し、夜に鶏舎に戻す。

 同校畜産部長で東北大名誉教授の佐藤衆介さん(70)=応用動物行動学=によると、鶏は1日2万回ほど地面などをつつく習性があり、鶏舎に閉じ込めたままだとストレスがたまる。放牧でストレスを少なくすると、免疫力が高まって薬の投与が減ったり、屋外での草食により卵のミネラルやビタミンDが豊富になったりする効果が見込める。

 トレーラー型鶏舎は欧州で広がりつつあるという。佐藤さんは、日本の公道で走行できるよう改良することで、耕作放棄地を活用した農家の新たなビジネスモデルを探ることができるとしている。

(3月11日)

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