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原発事故由来の農林系廃棄物 稲わら、ほだ木 被災地に1万トン超 - 日本農業新聞

栃木 宮城 行き先なく作業滞る


 東日本大震災から11日で9年。東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で放射性物質が付着し、高濃度で汚染された稲わらやほだ木など農林業系の指定廃棄物の福島県での処理が進んできた。ただ、最終処分場が決まらず、宮城、栃木など福島県以外では事故発生当時から処理はほとんど進んでいない。1万トンを超す農林業系の指定廃棄物が今も被災地に残されている。
 
 原発事故によって大気中に放出された放射性物質は土、下水汚泥の他、稲わらや堆肥、ほだ木などに付着し、汚染された廃棄物が発生。農林業に深刻な影響をもたらした。そのほとんどは放射能濃度が低く、一般の廃棄物と同様の方法で安全に処理できる。ただ、国が責任を持ち対応することが決まっている1キロ当たり8000ベクレルを超えた指定廃棄物は、最終処分場が決まらず処理が進んでいなかった。

 環境省によると、2019年12月時点で、稲わらなど農林業系の指定廃棄物は、主に宮城、福島、栃木で合計1万2990・7トンが残ったままだ。

 福島県では指定廃棄物の処理を16年から始める。稲わらなど農林業系の指定廃棄物は残り2578・9トン。同省によると、順調に処理が進んでいるという。農林業系の指定廃棄物は主に焼却し、出た灰は埋め立てに使い処分している。

 一方で、農林業系の指定廃棄物が風向きなどの影響で最も多い栃木県では、8077・1トンが残る。県によると農家などがシートにくるんで保管しているという。同省や県などは、農家が保管する稲わらなど指定廃棄物について、市町単位で暫定保管場所を確保して集約することを検討してきたが、まだ具体的に動いていない。

 この他、宮城県では2274・4トンの農林業系の指定廃棄物が残ったままだ。

 農林業以外にも下水汚泥や浄水発生土などでも指定廃棄物が10都県であり、合計28万8185トン残っている。

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March 09, 2020 at 05:05AM
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