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脱サラ27歳 農業会社設立 黒部の能沢さん - 中日新聞

R&Vのざわ農場株式会社を設立した左から得能初雄さん、太田真矢さん、能沢未菜さん、能沢喬之さん、松沢昭久さん、松沢美幸さん=黒部市役所で

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 東京都の建設会社員から脱サラ就農した黒部市六天の能沢喬之さん(27)が社長を務める「R&Vのざわ農場株式会社」が誕生した。能沢さんと妻未菜さん(26)、同市村椿地区の農業経営の先輩ら三人が出資。六十代でも若いとされる地区の農業の未来を支える。(松本芳孝)

妻や地区の営農者と

 能沢さんは二〇一七年三月に会社を辞め、同四月から認定新規就農者の未菜さんと農業を始めた。地区の農業を残していく方法を地域の農業経営者らと話し合い、個々でやっていた農業経営を集約することになった。出資した能沢さん夫妻と得能初雄さん(76)、松沢昭久さん(63)、太田真矢さん(47)が取締役となり、今月十日に会社を設立した。従業員に松沢さんの娘美幸さん(30)も加わった。

 経営面積は八十六ヘクタールでコシヒカリ、大豆、ニンジン、ソバ、トマト、サトイモ、ネギなどを栽培する。会社名の「R&V」は「Rice(米)」と「Vegetable(野菜)」の頭文字。本社は能沢さん夫妻の自宅に置く。

 能沢さんをはじめ「R&V」役員ら六人は十八日、市役所を訪ね、大野久芳市長に会社設立を報告した。大野市長は「若い世代の就農が少ない今、すごい決断をしてくれた。次の農業者が出てくる先駆け。米はもちろん、黒部らしい、黒部ならではの野菜出荷を期待している」と激励した。

決意「頑張ったら未来開ける」

 能沢さんは「周りは農業のベテランぞろいで社長は荷が重いが、今つらくても頑張っていったら未来が開けてくる」と語った。今後は女性が働きやすい環境整備や社内旅行など会社の福利厚生にも力を入れ、血縁関係に頼らない就農者の拡大を図っていく考えだ。

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February 25, 2020 at 03:10AM
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